あと十ページ
閉館五分前の図書館。『あと十ページなんです!』と粘る読者の横で、その本が大好きな司書が見守る。言葉では何も言わないのに、顔が全部ネタバレしてしまう。
おわり
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作品について
閉館五分前の市立図書館。推理小説にかじりつく会社員・進は「あと十ページなんです!」と粘ります。
時間にきびしい司書・文乃は、その本が自分のいちばん好きな本だと気づくと、閉館を待ってくれることに——ただし、すぐ横でじっと見守りながら。
ページをめくるたびに「あっ」「ぐすっ」。言葉では何も言っていないのに、顔が全部しゃべってしまう司書と、ネタバレだけは許さない読者の攻防は、やがて思わぬ方向へ。
本好きならきっと身に覚えのある、8ページのネタバレがまんコメディ。
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