電池交換だけで
時計を見ただけで、客の小学生時代を言い当てる老職人。名探偵かと思いきや、種は一枚の修理カルテだった。『電池交換だけで』のはずが——
おわり
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作品について
商店街の古い時計修理店に、子どものころの腕時計を持ってきた日向。「電池交換だけで、お願いします」。
老職人の時田は時計をのぞくなり、「……毎日、つけていましたね」。
ベルトの穴、文字盤のしみ、裏ぶたの傷から、日向の小学生時代を次々と言い当てていく。この人、名探偵……?
種明かしは、一枚の修理カルテ。無口な大人とおしゃべりだった九歳の、6ページ・コメディ。
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