上の段
三十年、兄は二段ベッドの上の段を一度も譲らなかった。最後の夜、その理由を白状した。
おわり
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作品について
実家の子ども部屋の二段ベッドは、明日、粗大ごみに出される。最後の夜、下の段の弟・修は言う。「最後くらい、上で寝させてよ」。
三十年、一度も上の段を譲らなかった兄・剛は、今夜も譲らない。「上は長男の場所だ」「お前は寝相が悪い」——言い訳はどんどん苦しくなっていく。
兄がそこまで上にこだわった本当の理由とは。4ページ・コメディ。
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