ひかえめ
『ひかえめ』——心配性の店主の注意書きで看板があふれ、店の名は隅に小さく。なのに職人は、自分の名前だけ一番大きな板に。
おわり
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作品について
来月、小さな喫茶店を開く戸田が、町の看板屋に看板を頼みに来た。「店の名前は最後で。先に、入れてほしい言葉が……」
『足元に段差があります』『駐車場はありません』『近くにもありません』『探さないでください』——来た人をがっかりさせたくない心配が、一枚の板からあふれていく。
「看板の字は、通りの向こうから読めねば看板じゃない」。字を小さくしない職人・墨田は、板を足して全部を大きく書き上げる。
さて、店の名前はどこに入る? 8ページ・コメディ。
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